ウバ“Uva”

世界三大紅茶のひとつに数えられている「ウバ」。スリランカ南東部にあるウバの高地は、日中の高温と夜間の冷気のために霧が発生しやすい土地で、これによってバラやスズランの花香(またはサロメチール様香気ともいう)の甘い刺激的な「ウバフレーバー」がつくり出され、特に珍重されて高値が付けられます。爽快な渋み、特有の香気とコク、明るい真紅色の水色が特徴です。クオリティーシーズンは7~9月。水色(ゴールデンリング)を楽しむため、ストレートティーがよいとされていますが、ミルクにもよく合います。

ウバの特徴

茶葉 赤褐色
細かい・BOP(※1)
風味 芳醇で刺激的な味、強い香り
水色 赤みの濃いオレンジ色
適する飲み方 水色・香りをストレートで楽しむか、ミルクティーで
収穫シーズン クオリティーのピークは7~9月
その他の特徴 世界三大紅茶のひとつ
ゴールデンリング(※2)

※1 BOP:ブロークン・オレンジ・ペコー。OP(細長く、撚りのかかった大型の茶葉)を揉捻する際にカットしたもの。
※2 ゴールデンリング:カップの内側にできる黄金色の輪のことで、良質の紅茶を上手にいれたときにできる。タンニン、フラボン色素を多く含み、香り、味・色ともにバランスの良い上級茶であることを示している。