茎茶(くきちゃ)
玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、選別機によって新芽の茎だけを抽出したお茶です。独特のさわやかな香りと甘みが特徴です。中でも玉露や高級な煎茶の茎は、「かりがね」と呼ばれて珍重されています。艶のある鮮やかな緑の茎茶ほど、甘みがあります。赤褐色の太い茎は、機械刈りした硬い部分で、地域によっては「棒茶(ぼうちゃ)」として販売されています。
芽茶(めちゃ)
玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、芽の先の細い部分を選別したお茶。高級茶の原料となる一番茶または二番茶から選別するため、お茶の旨みを多く含んでいます。見た目はコロコロとしており、味が濃く出るのが特徴です。
頭(頭柳)(あたま、あたまやなぎ)
やや硬化した葉が、柳の葉のように扁平に揉まれた茶葉を選別したものを、「頭(あたま)」または「頭柳(あたまやなぎ)」と呼びます。
粉茶(こなちゃ)
玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、廻しふるいなどで選別された細かい粉だけを抽出したお茶です。茶葉そのものが抽出液に多く含まれるので、水に溶けない有効成分を効率的に摂取することができます。お茶をいれた時の色合いは鮮やかな緑色で、味も濃く出ます。