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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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朝茶に別れるな
朝いただくお茶は、今日一日の災いから守ってくれるものと言われていることから「朝一杯のお茶を忘れることなく飲め」という意味があります。飲み忘れると縁起が悪いとも言われています。
- 同義語
- 朝茶は福が増す
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朝茶の塩
朝茶をいただく際に塩少々を摘むことから、ごくわずかな物のことを言います。人形浄瑠璃や歌舞伎などの演目「菅原伝授手習鑑(※)」には「朝茶の塩にも喰い足らねど、貰わぬよりも忝(かたじけな)い」と出てきます。
※菅原伝授手習鑑{すがわらでんじゅてならいかがみ}
浄瑠璃。竹田出雲・並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)・竹田小出雲合作。菅原道真の事跡に、三つ子の兄弟梅王・松王・桜丸の活躍を配したもの。人形浄瑠璃・歌舞伎で上演され、浄瑠璃時代物の三大傑作の一つ。 -
朝茶は七里帰っても飲め
朝茶とは、朝に飲むお茶、また朝にお茶を飲む習慣のこと。朝のお茶は災難よけなので、飲むのを忘れて旅に出たら、たとえ七里の道を帰ってでも必ず飲むべきだという意味の言葉です。
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朝茶は福が増す
朝、茶を飲めば、その日一日のさまざまな災難を逃れることができるという意味で、昔から朝茶は良いものとされており、信仰のようなものさえあったようです。そこから、神仏から恵み与えられる幸運を意味する「福」が増すと表現されたのかもしれません。
- 同義語
- 朝茶に別れるな
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」