805年おぼうさんにより、中国からお茶が伝わる。
つかいとして中国に渡っていた最澄、空海などのおぼうさんたちが、お茶を伝えました。このころの本に、お茶のことが書かれています。
おぼうさんや貴族などがお茶を飲むようになる。
このころのお茶は、おぼうさんや貴族など一部の人々だけが飲むことができる、とても貴重な飲み物でした。
894年中国からお茶が入ってこなくなる。
中国へのつかいを送らなくなり、お茶が入ってこなくなりました。
1191年お茶が作られ始める。
中国に渡っていた栄西禅師というおぼうさんによってお茶が作られ始めました。お茶の木は今の佐賀県に植えられ、その後は京都府や三重県、静岡県などに広まりました。
1214年ころ最も古いお茶の専門書が書かれ、薬としてのお茶が知られる。
栄西禅師によって、お茶の種類や、お茶が体に良いことなどをまとめた『喫茶養生記』という本が書かれました。
千利休によって、お茶が日本の文化の中心になる。
豊臣秀吉に仕えた千利休などによって、茶道という日本だけの文化ができました。
1654年せん茶ができて、みんながお茶を飲むようになる。
簡単にお茶を飲む方法として、きゅうすでお茶をいれる方法が中国から伝わり、みんながお茶を楽しむようになりました。今のせん茶に近い方法ですが、茶色っぽい色をしていました。
1738年お茶の作り方が今とほぼ同じになる。
京都府の宇治で今のせん茶とほぼ同じ方法のお茶が作られ始めました。その味やかおり、あざやかな緑色が人気となり、いろいろな地域に広まっていきました。
機械を利用して、お茶が作られるようになる。
お茶が海外にたくさん送られるようになると、少しでも良いお茶の作り方を考えたり、機械を利用するようになりました。
1981年カン入りのウーロン茶が発売される。
世界で初めてカン入りのウーロン茶が発売されました。
1985年カン入りのせん茶が発売される。
世界で初めてカン入りのせん茶が発売されました。これにより、お茶は日本人にとって、いつでもどこでも飲める、身近な飲み物になりました。
1990年ペットボトル入りの緑茶が発売される。
世界で初めてペットボトル入りの緑茶が発売されました。
紀元前2700年ころ【中国】薬としてのお茶の始まり。
中国でお茶の木が見つかりました。このころのお茶は薬として食べられていたそうです。
紀元前59年ころ【中国】飲み物としてのお茶の始まり。
中国の本に、お茶を飲んだことが書かれています。
760年ころ【中国】世界で最も古いお茶の専門書が書かれる。
中国でお茶の歴史やお茶をいれる道具、産地などをまとめた『茶経』という本が書かれました。
【中国】ウーロン茶ができる。
中国でウーロン茶が作られるようになりました。
1596年【オランダ】日本のお茶がしょうかいされる。
オランダの探検家が書いた本に、日本のお茶がしょうかいされています。この後、オランダに入ってきたヨーロッパで初めてのお茶は、日本のお茶だったともいわれています。
【ヨーロッパ】一部の人々だけがお茶を飲むようになる。
ヨーロッパでもお茶を飲むようになりましたが、このころのお茶は一部の人々だけが飲むことができる、とても貴重な飲み物でした。
1637年【イギリス】初めてお茶が送られる。
中国からイギリスへ初めてお茶が送られるようになります。この20年ほど後には、みんながお茶を飲むことができるお店もできました。
1840年ころ【イギリス】アフタヌーンティーの文化が始まる。
紅茶と一緒におかしなどを食べるアフタヌーンティーという文化がイギリスで始まりました。
機械を利用して、お茶が作られるようになる。
お茶が海外にたくさん送られるようになると、少しでも良いお茶の作り方を考えたり、機械を利用するようになりました。
1997年【中国】ペットボトル入りのお茶が発売される。
ペットボトル入りのウーロン茶が中国で発売されました。
今では中国のどこでも買うことができます。
日本との違いは、砂糖入りのあまい
お茶が多いこと。中国では、家で
いれるお茶とは別のもので、ジュースのように飲まれています。