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茶樹と品種

緑茶も紅茶も烏龍茶も、お茶の樹の新芽を摘んで加工したものですが、それぞれに適した品種があります。

お茶はツバキ科の多年性植物

お茶の樹は、ツバキ・サザンカと同じツバキ科の多年性植物で、学名を「カメリアシネンシス,L」といいます。緑茶も紅茶も烏龍茶も、同じお茶の樹の新芽を摘んで加工したものですが、その加工方法が大きく異なります。また、緑茶・紅茶・烏龍茶それぞれが、永年にわたって親しまれてきた香味を出すためには、それぞれに適した品種・栽培管理があります。

紅茶に適したアッサム種

茶樹の品種は大別して、中国種(バラエティシネンシス)とアッサム種(バラエティアッサミカ)の2種に分けられ、中国では、栽培種を大葉種・中葉種・小葉種の3つに区分しており、それぞれを交配することで、各土地に適した品種が植えられています。日本の緑茶は基本的に中国種に分類されます。アッサム種は酸化酵素の活性が非常に強く発酵しやすいため、紅茶に適しています。

アッサム種と中国種の特徴

  アッサム種(紅茶向き) 中国種(緑茶向き)
喬木型、直立
10mをこえるものもある
潅木型、地上ですぐ枝分かれ
2~3m
葉のサイズ 12×4cm以上 9×3cm以下
葉の形 長く先端が尖っている、表面にしわ 短楕円・尖っているものなどさまざま、表面平滑
葉肉 軟らかく厚い 薄く硬い(繊維質)
未開葉 淡緑が多い 赤色を帯びることがある
タンニン量 多い アッサム種より少ない
酸化酵素の活性 非常に強く、発酵しやすい アッサム種より弱い
成育条件 熱帯性、寒さに弱い、高温多湿 熱帯性、寒さに弱い、高温多湿
主要栽培国 インド・スリランカ・インドネシア・アフリカ諸国など 中国・日本・トルコ・南米・イラン・インドやスリランカの高地の寒冷地など
香り・味 香り高く、味濃厚 水色は弱い、デリケートな香味
茶樹経済的寿命 30~40年 50年(インド・スリランカでは80~100年を越えるものも多い)

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