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日本の緑茶の主な品種

日本茶の代表品種は「やぶきた」。
日本茶は、「やぶきた」をベースに品種改良が進められ、特徴のある多くの優良品種がつくられています。

日本茶の代表品種「やぶきた」

【特徴】
総合的に優れた品質の品種で、甘みのある濃厚な滋味と優雅な香気が特徴だといわれています。ただし、耐病性、特に炭疽病や輪斑病および網もち病には弱く、適切な防除が必要な品種です。

キャラクターイラスト 

“竹やぶの北側”に植えられた「やぶきた」

「やぶきた」は、明治から昭和の初めにかけて杉山彦三郎(1857年生まれ、86歳で没)が選抜した品種であり、現在もっとも普及率が高く、日本茶の代名詞的な存在となっています。

杉山翁は、現在の静岡県静岡市清水有度の竹やぶを開墾し、集めたお茶の種子を蒔いて茶園をつくりました。その中から2本の優良系統を選抜し、やぶの北側に植えたものを「やぶきた」、南側に植えたものを「やぶみなみ」と命名。その後やぶきたは1945年に県の奨励品種に選定され、1953年には農林省登録品種に指定されました。現在、その原木は、文化センター(静岡市谷田)へ移植され、県天然記念物に指定されています。

やぶきた以外の品種

ゆたかみどり

【特徴】

  • 1966年登録
  • やぶきたより5日早生。
  • 被覆栽培の新芽を深蒸しで製造することが多く濃厚な水色と味が特徴。
  • やぶきたに次いで2番目に栽培面積が大きい品種。
  • 主産地:鹿児島県など。

さやまかおり

【特徴】

  • 1971年登録
  • やぶきたより2~0日早生。
  • 濃厚な香気が特徴で、カテキン含量の多い品種。
  • 埼玉県茶業試験場で育成されました。
  • 主産地:静岡県・埼玉県・三重県など。

かなやみどり

【特徴】

  • 1970年登録
  • やぶきたより4日晩生。
  • ミルクを連想させるような甘い香りが特徴の中晩生品種。静岡県金谷にある、現在の野菜茶業試験場で育成されました。
  • 主産地:鹿児島県と静岡県。

おくみどり

【特徴】

  • 1974年登録
  • やぶきたより8日晩生。
  • 濃緑色の色沢で、さわやかですっきりした香味のくせのない晩生品種。静岡県の金谷にある現野菜茶業試験場で育成されました。
  • 主産地:鹿児島県、三重県、京都府。

べにふうき

【特徴】

  • 1993年登録
  • やぶきたより2~3日晩生。
  • 紅茶、半発酵茶用の中生品種。
  • アレルギーに対する効果が期待されており、鹿児島県を中心に新植されています。

つゆひかり

【特徴】

  • 2003年登録
  • やぶきたより2日早生。
  • 明るい緑色の色沢で、やや早生品種。
  • 現在、静岡県で積極的に新植されています。

さえみどり

【特徴】

  • 1990年登録
  • やぶきたより4日早生。
  • 鮮緑色の色沢で渋味が少なくうま味のある早生品種。
  • 鹿児島県、宮崎県を中心に栽培されています。

ふうしゅん

【特徴】

  • 1991年登録
  • やぶきたより5日晩生。
  • 耐寒性、耐病性に優れた多収性品種。
  • 宮崎県、静岡県で栽培されています。

その他

特徴 種類
玉露・てん茶用 あさひ、さみどり、こまかげ、やまかい など
釜炒り茶用 たかちほ、うんかい、やまなみ など
香気に特徴のある新品種 藤かおり、香駿、そうふう、みなみさやか など
旧来の煎茶品種 あさつゆ、おおいわせ、くらさわ など
新規の煎茶品種 おくひかり、あさのか、さきみどり、山の息吹 など

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