ホーム > お茶にまつわる言葉・ことわざ > た行
覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
-
茶鹿子(ちゃかのこ)
茶色を帯びた鹿の子絞りのことです。
-
茶歌舞伎
「きき茶」とも言います。茶道の七事式(※)の一つで、銘を伏せた二種または数種の茶を飲み味わって銘を当てる遊戯のことです。
※七事式(しちじしき)
茶道の精神修練を目的とした稽古のこと。他に、数茶(かずちゃ)、廻花(まわりばな)、廻炭(まわりずみ)、且坐(さざ)、一二三(いちにさん)、花月(かげつ)と呼ばれる物があります。 -
茶粥
煎茶の汁に冷や飯と塩を入れて炊いたお粥のこと。近世、京都や大坂(※)でよく食べられており、奈良の茶粥は特に有名です。
※大坂{おおさか・おおざか}
現在の大阪。江戸時代は大坂と称していました。 -
茶殻も肥になる
茶殻のように捨ててしまう物でも、植木にやれば肥料になるように、世の中にまったく役に立たない物はないということを指した言葉です。
-
茶巾
茶道にて、茶碗などをぬぐう際に用いる布巾のこと。素材は朝鮮照布や麻布が多く、長さ一尺幅五寸(約30センチ×約15センチ)が通常サイズと言われています。
-
茶巾捌き(ちゃきんさばき)
茶の湯における、「茶巾」の捌(さば)き方や扱い方のことです。
-
茶事(ちゃごと)
お茶をいただきながらお菓子などを食べ、あれこれと当たり障りのない話に興じること。また、父母やご先祖様の忌日にお茶を煮るなどして、親類や知人を招く席のことを表します。
-
茶酒盛り
宴に興じること。また、お酒の代わりにお茶を飲みながら行われる宴会。井原西鶴の『男色大鑑』には「茶酒盛りを始め、『二度代を取り、かいけいの恥を』と謡ひながら」という表現で出てきます。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」