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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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茶飲み
茶の湯の師匠や茶人、また茶の心得がある人のことをこう呼びます。お茶をただたくさん飲むことや、その人のことを指すこともあります。この場合、多くはお年寄りを指して言います。
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茶飲み伽(ちゃのみとぎ)
お茶をいただきながら談笑する友人のこと。お年寄りの気の置けない間柄を表すことが多いようです。年老いた後に迎えた妻を指すこともあります。
- 同義語
- 茶飲み友だち
茶飲み仲間
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茶の湯
茶道の別称。お抹茶を立ててもてなす会合や作法のこと。利休が詫茶として大成した後、大きく「表千家・裏千家・武者小路千家」という三家に分かれて現在に至ります。
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茶の湯者(ゆしゃ)
茶の湯の宗匠となって、暮らしを立てている人。茶の湯の専門家、茶人のこと。また、お茶会などでふるまわれる料理を心得ている人を指すこともあります。
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茶の湯は貧の真似(ひんのまね)
茶の道は「侘び」の心が基本にあるとされています。その心を理解できない者が、派手なことを嫌って貧乏の真似ごとをしているようだと例えたことわざです。
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茶は是(これ)眠りを釣る釣り針
醒睡笑(せいすいしょう)という笑話集の一説にある言葉で、お茶をいただくことは、睡魔に負けないために最良の方法であることの例えです。
※醒睡笑{せいすいしょう}
江戸初期の咄本(はなしぼん)。安楽庵策伝著。元和9年(1623年)成立。戦国末期から近世にかけて語られていた笑話を全編42に分類、集大成したもの。 -
茶柱が立つと縁起が良い
「茶柱」とは、ほうじ茶や番茶などをいれた時、茶碗の中に立った状態で浮いている茶の茎のこと。俗説ですが、広く吉兆と言われています。他人に話さず隠しておく方が良いとの説もあります。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」