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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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茶の会(ちゃのえ)
招待客にお抹茶を立て、その後会席料理などのご馳走をふるまう席のこと。室町時代の初期は、いわゆるきき茶をして賭物(かけもの)を取る享楽的な物として行われていたようです。
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- きき茶⇒茶歌舞伎
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茶の木の下を頬かぶりして通るよう
何度もいれて、もう香りも残っていないお茶のこと。また、煎茶の味が薄いことを指します。
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茶の子
お茶をいただく時に合わせていただく茶菓子やお茶請(う)け。また、彼岸会などの仏事で供えられる団子や野菜などの供え物のこと。ものごとの容易な例えとして「お茶の子さいさい」などと用います。
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- お茶の子さいさい
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茶の子煎る(いる)と心がわかる
米を煎って作った「茶の子」と呼ばれるお茶請(う)けの煎り加減によって、その人の気質や心理などがわかってしまうという意味です。
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- 茶の子
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茶の十徳
お茶をいただくことにより、十の徳が得られるという意味。「諸天加護(しょてんかご)」「無病息災」「父母孝養」「朋友和合」「悪魔降伏」「正心修身(せいしんしゅうしん)」「睡眠自除」「煩悩消滅」「五臓調和」「臨終不乱」の十徳とする説が有力です。
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茶の初穂を飲むと憎まれる
「茶の初穂」とは、最初にいれた香味豊かなお茶(煎茶や番茶)のことを指します。これを飲むと憎まれてしまうという俗説から、このように言われるようになりました。
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茶の花香より気の花香
本当に大切なお客様をもてなす時は、香り高いお茶を出すよりも、心から歓迎し、誠意を込めた対応をすることの方が重要であるということを説いています。
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茶の間
お茶の仕度をする茶室や、家族で食事や団らんに使う部屋のことを言います。また、武家で雑用全般をこなす奉公人「茶の間女」の略語としても使われます。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」