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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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茶挽き坊主(ちゃひきぼうず)
読んで字のごとく、茶臼を使って茶葉を挽く坊主のこと。多くは盲人だったとも言われ、主人の留守中に作業をさせられていたとか。「茶挽き」「茶引坊」「茶引座頭」などいくつかの呼び方があったようです。
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茶柄杓(ちゃびしゃく)
茶道具の一つ。釜から湯をくみ取る際に用いる竹製の小さなひしゃくです。「切り止め」と呼ばれる竹の持ち手の先端部分の切り口で、「炉用」「風炉用」を見分けることができます。
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茶瓶
今で言う「やかん」を指します。茶葉を入れて煎じる時に用いる銅器や土瓶のこと。近世では、貴婦人が物見遊山に出かける際に茶弁当を担いで同行した男のことを指していました。
- 関連リンク
- 茶弁当
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茶瓶頭
銅器でできた茶瓶のように、ツルツルした坊主頭のこと。「やかん頭」「はげ頭」「きんかん頭」などとも呼ばれていました。
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茶袋
製茶する前の茶の葉を入れるための紙袋。また、お茶を煎じ出すために用いる布製の袋のことです。
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茶船
近世、大坂(※)に多く見られた飲食物を販売するための小舟。また、大型廻船の荷物運送用の小さい川舟のこと。「うろうろ船」とも言います。遊山用に屋形造の舟もあったと言われています。
※大坂{おおさか・おおざか}
現在の大阪。江戸時代は大坂と称していました。 -
茶船差し
近世、大坂(※)に多く見られた飲食物を販売するための小船「茶船」に乗る船頭さんのことを指します。
※大坂{おおさか・おおざか}
現在の大阪。江戸時代は大坂と称していました。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」