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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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茶湯子は眼に入れても痛くない
「茶湯子(ちゃとうご)」は、末っ子という意味があります。末っ子または年をとってからできた子どもは、親にとってかわいくてたまらないということを言い表しています。
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茶利
「ちゃり」と読みます。ふざけたり、おどけたりすること。また、滑稽な文句や言動、おどけた動作の総称。滑稽な語り方やおどけた演技そのものを指すこともあります。
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茶利場(ちゃりば)
歌舞伎や人形浄瑠璃において、「茶利」と言われる滑稽な言動やおどけた動作、芝居が演ぜられる場面のこと。『一の谷』の宝引の段などが特に有名です。
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茶碗と茶碗
茶碗と茶碗は、ほんの少し触れ合うだけで音がして、互いに欠けてしまう。このことから、不仲な間柄や、性格の似すぎた者同士は傷つけ合いやすいことを例えています。
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茶碗に箸を立てると人が死ぬ
仏教では、お葬式の際にご飯の中央に箸を立てて死者にお仕えすることから、日ごろは忌(い)み避けられます。食事作法の戒めとして使われる言葉です。
- 同義語
- ご飯に箸を立てると不幸がある
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茶碗の尻を手につける
「離れない」という意味です。江戸時代、太田全斎により編集された俗語辞典「俚言集覧」(※)に『茶碗の尻を掌に付る』と出てきます。
※俚言集覧{りげんしゅうらん}
江戸時代の国語辞書。主に俗語・俗諺などを集め、五十音の横の段の順序に配列して語釈を加えています。 -
茶碗の中の針を磁石で回すよう
自分以外の何かにつられて回る様子の例えとして使われます。もし、茶碗の中に針があって、それが回っていたとしても、針がひとりでに回ることはなく、あるとすれば磁石に引き寄せられ、つられて回っているのだ、という意味の言葉です。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」