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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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茶筅師(ちゃせんし)
茶筅を作る職人のことを指します。作るだけでなく、行商も自ら行っていたようです。
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茶台
お茶をお客様に出す時に、茶碗をのせる台のこと。現代で言う「茶托(ちゃたく)」を指します。主に漆器で、円形の台に脚がついた物や、つばのある物、平たい物などいくつかの種類があります。
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茶湯(ちゃたう)
お茶を煎じ出した飲み物のこと。仏前・霊前に供える煎茶など。禅家においては、忌日などに仏前に供えるお茶と湯を指します。飲み物としてだけでなく、薬や居眠り防止にも使われていました。
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茶湯天目(ちゃたうてんもく)
仏前に供えられる、茶湯用の天目茶碗のこと。井原西鶴の浮世草子『好色五人女』には、「明ければ鐃鉢鉦(たくばちかね)を手水だらひにし、お茶湯天目も仮の飯椀となり」というくだりで登場します。
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茶道坊主
「茶坊主」「おさどう」とも言います。室町から江戸時代のころ、貴人の家で茶事全般を担い、来客対応や接待をした人。剃髪(ていはつ)し、みな坊主頭だったと言われています。
- 関連リンク
- 茶坊主
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茶出し
いわゆる「急須」のことで、お茶を煎じるために湯を入れる取っ手のついた器を指します。もともとは中国で、お酒の燗をした小さい鍋のような物をこう呼んでいたそうです。
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茶立虫(ちゃたてむし)
俳句における秋の季語として用いられます。茶立虫(ちゃたてむし)類の昆虫の総称で、体長は5ミリ程度。黄灰色をした虫で、羽根を使って飛び回ります。障子などに止まっては腹を紙にこすりつけ、サッサッという音をたてるのが特徴です。
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茶茶くる
「ちぇちぇくり」という語が転じて「ちゃちゃくる」になったという説が有力。男女がひそかに戯れ合うこと。また、「散々~する」「台無しにする」「めちゃくちゃにする」という意味もあります。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」