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覚えておくと、ビジネスや会話で役立つことまちがいなし。
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茶々をいれる
誰かが話しているところに割り入って、邪魔をしたり、ひやかしたりすること。悪気があってすることではなく、冗談でからかうことを指す時に用います。
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茶漬けに香の物
お茶漬けと香の物(漬け物)といった、極めて粗末な食事のことをこのように言い表します。そのほか、サラサラしている物の例えとしても用いられます。
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茶漬けにひしこの望み
「ひしこ」とは、カタクチイワシのことを指します。お茶漬けのおかずとして、せめて「ひしこ」くらいはいただきたいというような、ささやかな望みを表したことわざです。
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茶壺
茶葉や製茶した物を入れて保存・運搬するための壺のこと。多くは陶器製。妊婦さんのぽっこりした腹部を、「茶壺を抱いたよう」という言葉で表すこともあります。
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茶づる
お茶漬けをすすって食べること。「茶漬け」を動詞に活用させた江戸ならではの言葉です。
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茶と百姓は絞るほど出る
かつての日本では、年貢のために百姓が過剰な労働を強いられていた時代がありました。これはその頃の様子を例えてできた言葉で、茶袋を絞るほどにお茶が出るのと同じように、百姓は責めるほどに年貢や油などを出すという意味です。
- 同義語
- 灰俵と百姓は叩くほど出る
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茶に浮かされた癇癪持ち(かんしゃくもち)
人を裏切っては何度も寝返ったり、あちらこちらに心移りすることを、洒落て言ったもの。癇癪(かんしゃく)もちの人がお茶にのぼせてしまい、寝苦しく何度も寝返りを打つことが語源です。
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茶に酔うたふり
お茶を飲んだだけでお酒など飲んでもいないのに、酔っぱらった振りをしてはぐらかしたり、素知らぬ振りをしたりして、他人からの追及を逸らそうとすることです。
※参考文献
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」
三省堂「大辞林」「新明解 故事ことわざ辞典」「新明解国語辞典」
岩波書店「岩波ことわざ辞典」「岩波古語辞典」
小学館「大辞泉」「故事・俗信ことわざ大辞典」「古語大辞典」
旺文社「成語林」故事ことわざ慣用句
創拓社「故事ことわざ活用辞典」